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院長ブログ

築地にて
週末、食料の買出しに築地へいくことがある。
お店を回る順路が大体決まっている。
鮪はここ、漬物はあっち、牛肉はむこう・・・という具合。
海苔を買うお店も決まっている。
店舗は道路に面していて、小さな構え。
店には、看板娘ならぬ看板女将がいる。
奥にはご主人なのか兄弟なのかわからないが、“メガネのオヤジ”が
座って居るときもあれば、女将一人きりのときもある。
この女将、髪はつんつんとしたショート、耳には小ぶりのピアス、
細身のジーンズにあうブーツを履き、
シュッとしたアイメイクをして、なかなか洒落ているのだ。
昔から買っているが、女将も名乗らず、もちろんこちらも難波ですとは
一度も名乗ったことはなく、おそらく職業さえ知らない。
しかし、こちらがいつも買う海苔はちゃんと覚えているのだ。
だいぶ前のことになるが、「いつもの・・・」を頼んだところ
「新海苔がでた」とのことで、じゃあそれをとなった。
この店には、新海苔を贈答品として買い求める客が多いので、
それようのあつらえも揃えてある。
自宅で食べるので包装はせず、この簡単な包みのままでよい、と
いつもの海苔 の感覚で女将に伝えた。
エコにがんじがらめのライフスタイルではないが、
簡便に済むことはそれで善し としているので今回もそのつもりだった。
「いつものとは違います。大切にお持ち帰りいただくためのお包みです。」
女将のこの何気ない一言に、あっと思った。
大切に持ち帰ろうとする心を包むのだ。
店が丁寧に包装する、その包む手もとを見て、
客は帰り道、海苔をあちこちにぶつけるような乱暴な所作をせず、
大切に持ち帰る・・・
同じことが、自分の仕事にも通じるとふと思った。
大切に包まれたものは、ずっと心に残る。
投稿者 namba-dental (00:28) | PermaLink

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