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院長ブログ

またもや・・・

先日、従姉妹の治療について触れたが、彼女は無事に根の治療が終わり、昨日かぶせ物の最終の歯型を採った。
これもまたなかなか大変で、話が長くなるので本稿では割愛する。

難しい根の治療が、一人区切りがついてホッとするまもなく、
今日は友人歯科医師からの紹介で(根の治療を診てほしい・本人も、そちらでの治療を望んでいる・・・)患者さんがいらした。
自分の治療や技術に対して、決して過大評価をしてはいないので、
これまでの主治医たちが「この歯は残せないなぁ・・・」とか「難しいな・・・」
などと診断した事項は、
「ほんとだ。こりゃ、残せないぁ・・・」とか「難しいねぇ・・・」などと同感することが多く、およその場合、診断も同じだ。
ただし、
一応、念のためもう一回やってみることがほとんどだ。
行き詰っているかにみえる治療でも、
もう一回やってみましょうと患者さんにはお伝えする。
慎重に、必要に応じて大胆に仕切りなおしてみると見えてくるし、
ははーん、と納得がいく。

今日の患者さんも、もう一度やってみた。
マイクロスコープで診てみると主治医の治療はきれいだった。
頑張っていた。
患者さんも「主治医には感謝している」というような話をしていた。

レントゲンに、ごくごくわずかな根の影が写りこんでいて、
そこを慎重に攻めていくと、果たして今尚続く炎症の実態があった。

歯科医師ならば、見落としはしない影だ。
経過を見守ろうか、手を出そうかと躊躇するわずかな影だ。
根の治療を専門にしてきた我々ならば、
根の複雑多岐には頭を悩ますので、なおのことだ。
ましてや、紹介状は挑戦状ではない。

では、なぜそこを今日攻めてみたのか・・・
患者に症状があったからだ。
治療が長引けば長引くほど、痛みや違和感などの症状は、慢性的になり、
患者本人ばかりか術者・歯科医師でさえ、
「ほんとうに、この歯が原因なのだろうか?」
「痛いのはここなのか?」と双方が困惑する。

迷ったときは現場百回。
患者さん本人の言葉に立ち返る。耳を傾ける。
答えはちゃんとそこにあり、
ぴったり合ったとき、体は応えてくれると信じている。
だからあきらめないのかもしれない。

投稿者 namba-dental (23:31) | PermaLink

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